<はじめに: この回答はご相談のあった1998年8月に
すでにご相談者あて回答したものですが、
当相談コーナーのシステム改善の都合上、
再度編集して掲示しております。ご了承ください。>
こんにちは EO さん メールありがとうございます。
資料をご希望の件了解しました。お届けまで、今しばらくお待ちください。
それでは、ご質問にお応えします。
> ■ 資料を拝見しますと、関東地区が多いようですが関西地区での建築は可能でしょうか?
可能です。
> ■ 地下室をオーディオルーム&楽器演奏ルーム(ピアノ&ドラム)として使用したいのですが、
防音する為の特別な内装等の工事がかかりますか?
またその費用は、通常の坪単価にどの程度プラスになりますか?
地下室ならば地上の防音室に比べて、完全防音に近い性能が得られます。
地下室周囲が「土」ということがこの効果を高めてくれます。
したがって、音を思い切り存分に出したいというご希望には十分耐えられます。
ただし、多少の吸音が必要です。
これは特別な内装工事ではありません。
小杉式地下室は低坪単価・現場築造型・RC造・耐震・大型・快適地下室ですので周囲の壁や天井面がコンクリートです。
したがって、多少残響時間が長くなりますのでこの残響時間をコントロールするのに書棚やジュウタンなどを入れていただく必要があります。
工事費として増額するほどではないと思いますが一応の目安であれば20万円程度見込んでおけばよろしいでしょう。
> ■ 親類に工務店を経営する叔父がいますが、そちらでの建築は可能ですか?他社メーカーの資料も取寄せて現在検討中です。
某メーカー(潜水艦の様なBOXを埋めるタイプ)には、約8坪の地下室を作った場合、作らない場合より約1,000万円のアップと言われました。
工務店さんの技量にも寄りますが、地下工事は大工さんではなく基礎屋さんの領域ですのでこの基礎屋さんが工事できれば可能と思われます。
当方では地下部分だけの設計監理につきましては地上建物と地下室との整合性の問題や工事責任の問題から、現時点ではお受けしておりません。あしからずご了承ください。
当社の地下室は現場施工型なので工期が「既製RCボックス埋設型地下室」に比べ、少し長くかかります。(といっても全工期は1ヶ月程度ですが・・・)
また、上記「現場施工型」の特徴を生かし、かつ安価にするためにはより施工規模を広げるほど安価になります。
駐車場でも1台を2台にしたり、ドライエリア(空掘り)等を含めて大型化することで費用対効果は増します。
ご希望の地下室はどの程度の広さでしょうか?
6~10畳(3~5坪)程度の簡易的な地下であれば当社の現場型地下室は多少割高になります。
この規模の場合、地下室本体工事だけで6畳=3坪:325万円、
10畳=5坪:385万円程度はかかってしまいます。
つまり坪単価では150万円という工事費となります。
しかしながら
30=18畳規模の地下室ですと本体工事費は495万円ですから
地下室は大きいほうが部屋の利用度も増え、費用対効果は絶大になるわけです。
地下室の概算工事は下記ホームページ
をご参照ください。
一般の木造2階建の基礎ですら120万円から150万円程度です。
部屋としての機能が備わって、工事費に対する空間利用度も増すわけですから基礎の延長としての地下室は相当な効果といえましょう。
つまり、この木造2階建の基礎構造をもっとしっかりしたものにすると、工事費はさらに増えますが、
基礎を大型化すれば地下室工事費との差額はゼロに近づきます。
どちらをとるのもご自由ですが、異次元空間が一つできるのですから、この効果はぜひ考えてみたいところでしょう。
当方は設計事務所ですので直接工事をすることはいたしておりません。
関西方面にも設計監理支援スタッフのネットワークがありますので打合せ段階からこうしたネットワークを使います。
ご検討ください。