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建売住宅
地下室の適・不適
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2000/08/13#1 MI様 ( 北海道旭川市 )
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地下室建設に関して実績豊富な御社にご意見を伺いたく、メールさせていただきました。

このほど旭川の隣、東川町に100坪の土地を購入し、地下1階、地上2階の住宅を2バイ6で新築予定です。地上は各20坪、地下室は10坪程度(南東側に約4.5m*1.25mのドライエリア付き)でオーディオルームとしての利用を考えています。

現在、○○住宅(株)と建築計画を練っている最中ですが、地下室についてはかなり積極的に勧めてくれています。私自身も希望は強いのですが、地下室(コンクリート)への水の浸透、結露について一抹の不安を拭い切れません。

建築予定地は上水道設備がなく、全町戸別のポンプによる地下水利用となっています。大雪山系の麓に位置し、地下水が豊富なようです。町を縦貫する主要河川(石狩川の支流)からの距離は約1キロです。

ある住宅メーカーではその地区でボーリングをしたところ、7メートルほどで水脈にあたったとのことでした。これは浅い方だとのことです。現在の計画では基礎高を地上60cmとし、その下に天井高240cmの地下室を考えており、メーカーでは壁厚18cmでの施工を予定しています。

そこで伺いたいのは、上記のような地下水豊富な土地で地下室を作った場合、当初5年くらいはトラブルがないとしても、10年、20年と経過するうちに、フローリングをはぐったらコンクリートを浸透した地下水が溜まっていた等々、居室として利用不可能な状況になる可能性はないか、という点です。

さらにそういった状況が予想できるとして、壁圧を18cmから25cmほどに増すことでどの程度効果があるのか(水の浸透を完全に防止できるのか)といった点です。上記のような土地環境に加え、北海道では春先は地面が多量の雪解け水を吸った状態になります。当地区も毎年1.5mほどの積雪があり、気温も厳冬期には−20度前後まで下がることもあります。

除湿・換気システムはもちろん完備する予定ですが、このような地域で地下室を作ること自体リスクが大きすぎるでしょうか。もしそうであれば、地下室はあきらめたいと思っています。質問が長くなりましたが、どうぞ適切なアドバイスをお願い致します。

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<はじめに: この回答はご相談のあった2000年8月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております、ご了承ください。
 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>


>現在の計画では基礎高を地上60cmとし、その下に天井高240cmの地下室を考えており、メーカーでは壁厚18cmでの施工を予定しています。

壁厚18cmでは薄すぎます。
構造的にもこの厚みでは成立しないものと思われます。

>当初5年くらいはトラブルがないとしても、10年、20年と経過するうちに、フローリングをはぐったらコンクリートを浸透した地下水が溜まっていた等々、居室として利用不可能な状況になる可能性はないか、という点です。

私どもが作っているコンクリート地下室では
土に接する外壁のコンクリート厚さは25cmほどの厚みです。

この壁の中には13mmおよび16mmの鉄筋が
餅網状に15cmから20cmの間隔で縦横にダブルで配筋されます。

私どものホームページでご紹介しております通り
それほど簡易なものではありません。

このメールの内容からですと十分な地下室ができるとは
やや考えられません。

水の浸透は「防水」によって処理します。

地下室をあきらめる必要はないと思いますが
そちらのハウスメーカーはやはり地下室には不慣れで
心配な点が多々あります。

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