line
conner conner 検討中(契約前)
地下に関して
全体
注文住宅
土地境界から地下室内側までの最小寸法
conner
2000/09/25#1 KK様 ( 神奈川県横浜市 )
conner

趣味の地下室+平屋建ての件ですが、今回は地下室面積と敷地面積の関係についてお聞きしたい点が有ります。

その1
当初希望していた約20坪の地下室を30坪の敷地で実現する事は、技術的に可能でしょうか?土地の形にもよると思いますが、ある程度条件が良い場合を想定してご回答お願いいたします。

その2
敷地境界から地下室完成後の壁の内側(室内側)面までの技術的な最短寸法を教えてください。(壁厚にもよると思いますが、目安としてお願いします。)

---- 質問の背景 -----
資金的には当初予定の総額4500万円は何とかクリア出来そうなので、2000万円台前半を目安に土地物件探しを開始しました。しかし、チラシではかなりの数が出ている40坪2300万円程度の土地は、実際に不動産屋で聞いてみると、神奈川県内(特に横浜市内)の場合、ほとんど住宅建築に適さないか、接道が著しく悪く車が入り込めない等、大きなハンデがあるようです。

予算内で地下室工事が可能な接道条件等を考えると、30坪前後まで敷地面積を縮小して考えざるを得ないと言う現実が有り今回の質問に至った次第です。大変お忙しいところ申し訳有りませんが、ご回答宜しくお願い申し上げます。

 conner  conner

<はじめに: この回答はご相談のあった2000年9月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております、ご了承ください。
 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>



> その1
> 当初希望していた約20坪の地下室を30坪の敷地で
> 実現する事は、技術的に可能でしょうか?
> 土地の形にもよると思いますが、ある程度条件が良い
> 場合を想定してご回答お願いいたします。

30坪の敷地に対して20坪の地下室をご希望になる場合は
建ペイ率が67%必要です。

購入される土地の建ぺい率は恐らく40%から50%程度でしょうから
30坪の土地に対しては12坪から15坪の地下室ということになります。

地下室の床面積の緩和処置によれば
全体の延べ床面積の3分の1が緩和対象ですので
地上部分の床面積と地下室の床面積との合計が
全体の延べ床面積の3分の1を超える部分については
床面積に算入されることになります。

一般的には地下部分は建ペイ率には参入されないという
条文がありますので
上記の全体延べ床面積が容積率の基準限度内であれば
約20坪の地下室は可能です。

> その2
> 敷地境界から地下室完成後の壁の内側(室内側)面までの
> 技術的な最短寸法を教えてください。
> (壁厚にもよると思いますが、目安としてお願いします。)

敷地境界線から地下室完成後の壁の室内面までの最短寸法は
山留めレール打設に約25cm
レールの大きさに約25cm
コンクリートの厚みに約25cm
ですので合計約75cmとなります。

しかしながら、新規に土地を購入される場合は
近隣関係とのトラブルが多く発生しやすいので
なるべく離したほうがトラブルが少ないです。

最低でも山留めレール打設に約50cmは最低でも確保した方が賢明で
1メートルぐらいが最もトラブルが少ないと思います。

あまり隣地に近づいた状態で建築工事を進めますと
現地の住人が境界間際を掘った地下部分について
不安感を抱くことが多く、役所に通報されることなどもあり
あまり好ましい状況にならない場合もあります。

敷地が道路から高い場合も地下室としては問題ありません。

道路幅は主要な道路から敷地まで幅員4メートル以上で
接していることが望ましく

3メートル程度となりますと工事車両侵入上の問題もあり
割高になるケースもあります。

また、横浜市の場合は建築指導で
新築住宅の土地の大きさの最低限が決められており
125平方メートル以上の土地でないと許可が下りないという
基準があります。

横浜市内の場合でも建築を進めていくには
購入される土地の役所に出向いて
建築の許可基準を事前に入手する必要があります。

もうしばらくしましたら上記内容に対するご質問や
他のご質問も含めてもう一度メールをいただければ助かります。

conner
conner