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基礎工事について
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2000/10/31#1 MH様 ( 鳥取県米子市 )
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鳥取県の地震におきまして、自宅が約90俟傾斜しました。
傾斜原因は、液状化によるものと思われます。
基礎横から砂が噴出しております。
5年前に●●ハウスにて建築。

建築の土地は、畑地(砂地)で道路より低い為に約50〜70cmの盛り土をして一ヶ月以内に基礎工事を行いました。
図面上での基礎は砕石を入れ75cmです。
基礎の地上部分を差し引くと基礎の地下部分は地面より30前後と思われます。

担当の方に基礎は不安定な盛土の中に、しかも盛土をして一ヶ月も期間がなく、又、砂地のうえの盛土は不安定ではないのかと聞きましたが、明確な回答が得られません。下が畑地(砂地)ですが土地改良等は行っておりません。基礎は布基礎です。

過去のデーターで地耐力を測ったが問題がなくそのまま基礎をしたのだろうと言われたが、納得できません。地元で専門に曳き屋(建築)の方に地耐力を測定していただいたところ、地下4〜5メートルより下は不安定な地層とのこと。基礎工事も自体も余り良くないようですねと言うことでした。

通常、地耐力(数値5トン?)があれば盛土や砂地の不安定な場所であっても基礎は作るのでしょうか。ただ、地面の上に家を置いた積み木のように思います。私の言うことが間違っているのでしょうか。

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<はじめに: この回答はご相談のあった2000年10月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております、ご了承ください。
 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>



今回の鳥取地震におきましては皆様にお見舞い申し上げます。

さて、一般の木造住宅であれば3tの地耐力があれば問題はありません。
ただし、砂地ではないこと・・・。

砂地は鉛直方向の地耐力はあるのでともすると
安全側で判断しやすいところです。

しかしながら、地震時の砂地での建物の安定は
新潟地震以来覆されました。

地元の曳き屋業者の5m下の地層まで考慮に入れるのは
やや大げさというか過大解釈でしょう。
3階建以上のビルではないのでそこまで作用線が及ぶことはないと
考えて良いと思います。
5mの厚さのきちんとした地盤(5トン?)層があれば
その上に木造建物は安全に建ちます。

結果としては旧地盤の畑地(砂地)を知りながら
地盤改良を行わなかったことに問題はありそうに思います。

もう少し地盤に関する調査を行って慎重な判断が必要です。

なお、建物を建築する際には行政に対して
「建築確認申請」を提出しますが
あなたの家もこの確認を提出して建築されました。

従いましてこの確認申請書には建築地の地質等に関しての
行政指導があったかもしれません。

お手元の確認申請書をぜひ一度ご覧頂き
場合によりましては特記すべき地盤改良などにつきまして
旧地盤への指導などに関しまして確認申請の許可を出した行政窓口を
訪問し確認していただくことも必要かと思います。

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