<はじめに: この回答はご相談のあった2000年11月に すでにご相談者あて回答したものですが、 当相談コーナーのシステム改善の都合上、 再度編集して掲示しております、ご了承ください。 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>
> 工務店1.屋根葺き替え工事 在来瓦処理、コロニアル葺、下地コンパネ張り他で 一式 1、162、500円。
> 耐震工事として、2箇所の壁の補強工事 計105、000円
高いです。
78m2でコロニアルなら材工30万円 +屋根回り板金+樋で8万円というところです。 既存屋根の解体撤去では3人で6万円+残材処理費10万円 下地作り(大工さん)が2人で5万円+下地コンパネ50枚5万円 大工補足材が5万円です。 総額でも69万円でしょう。
屋根を軽いものに変更するということは良いことですが 100万円近くかかるとは思えません。
> 工務店2.屋根葺き替え工事 在来瓦処理、カラーベスト張り 下地コンパネ張り他で 一式 956、700円
> 耐震工事として、1箇所の壁補強(ホールダウン金物含む)、プロテクタ(外付け用ほぞぬけ防止金物、外壁の上から金具で柱と土台をボルトで固定する)取りつけ3箇所 で計483,000円
高いです。
耐震関連の補強工事に関しましては「どの程度まで」 ということがありません。 恐怖心を煽ればますますお客様は不安となり 「これでもかこれでもか」というところへ行ってしまいます。 今回の場合もこれに等しく 不安感はエスカレートしています。
営業のうまさで「期日」を限定されたことから あなたはすっかりこのシステムにはまってしまいました。 商品を買うのはあなたであり、お金を支払うのもあなたです。 なのになぜ、期限を切られなければならないのでしょうか? 「キャンペーン中」はありません。 逆に彼らはいつも「キャンペーン中」です。
また、プロテクタについては彼ら独自の商品が市場に出ており 開発するだけでもかなり費用がかかっただろうと思います。 必然的にこの商品を売り込むためには これら開発費用も含めそれ相当の商品価格を設定しなければならず お客様に提案する内容も相当な説得力を持たなければ 売れません。
基本的には売れないのです。 そのくらいこれらの商品の営業は難しいのです。
たった3、4カ所に金物を取り付けただけで 「耐震補強ができた」とは暗示です。 あなたは暗示にかかってしまった。 壊れるときは壊れてしまいます。 それでもいいのであれば取りつけることです。
保証についても プロテクタを使用したその部分については確実でも 他の部分から壊れてしまえば 保証など関係ありません。
基本的に耐震補強とは総合的に建物の強度を増す必要があり 部分的にプロテクタを取りつけても 逆に強度が偏って他の部分が壊れてしまうことも考えねばなりません。
内部の壁を下地から構造用合板などで 補強し直すことの方が賢明で安価かと思います。
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