早速ながら、住宅と違って相当なボリュームの場合は チェックに要する時間と技術が必要になってしまいます。 お見積り内容がどの程度なのか? によってはチェック料が必要な場合もあります。 その場合は金額を明示いたします。
さて、お見積りをチェックするためには詳細図面が必要です。 お見積書と共にご送付くだされば拝見します。 今回の場合は1社指定の見積りで 他社には見積りを取っていないのでしょうか?
先日、ビル建築の合い見積り(競争入札のような)を スーパーゼネコンさん6社にお願いしました。 その中では○○さんが一番高かったということがありました。 一概に価格だけを評価するのは問題があります。 技術力なども評価の対象にしなければなりません。 しかしながら、まずは工事金額ということは言えましょう。
工事金額という点においては十分な検討も必要なわけで 質疑応答という図面内容に対する見積り側の質疑を受け付けて 図面の内容と見積り内容との差をなくさねばなりません。 契約後に「何が抜けていた、かにが抜けていた・・・」と 必ず工事会社は言ってきます。 それらが追加工事費となって後で数百万円などという金額になって 施主に返ってきます。 このあたりを本来許してはいけません。
今回の見積りではそのあたりが野放しになっていることが考えられます。 無駄に見積りをしていたり、逆に多く見積もりをしているところもあると思われます。 スーパーゼネコンであっても本来は こうしたチェック機能がどのセクションでも働かねばならないのですが 設計監理が工事会社の設計部の場合には設計部は施工セクションや営業の 言いなりになって工事されてしまうケースほとんどで お客様には不満が残ることが往々にしてあります。
最終的にはお客様は泣き寝入りとなります。 「十分なチェックがなされる」という点では 第三者としての公平な立場での設計事務所(監理を行うことも必要) がいる方がかなり安心度は高いということになります。
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