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工事内容
基礎
建売住宅
基礎工事(割栗石)の厚さ不足
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2001/09/04#1 SS様(埼玉県さいたま市)
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市内の区画整理地内で丘を切り開いた住宅地にハウスメーカーにお願いして1種低層総2階木造軸組住宅を建設中です。住宅性能表示で審査を受けながら検査象整の検査もしていただいています。建築確認、公庫の融資予約も済み、今月から基礎の工事に着手しました。

ベタ基礎の鉄筋検査立ち合いのおり、割栗石の施工写真がなく確認出来なかったため現地で3カ所ほど堀り確認しました。結果,割栗石の厚さが以下の通りで不足でした。

・外周部の基礎:均しコンクリート3cm+栗石8cm=11cm<15cm
・スラブ部分:栗石8cm〜10cm<12cm
 (主鉄筋16mm,配筋13mm,15cm×15cmで配筋)
 
○構造上の影響はでるものか。(弱点にならないか心配)
○公庫の基準と照らして、図面と違うため融資が受けられなくならないか心配。
○対処法についてアドバイスを。
 「対処案」案(1)構造上問題ないのでそのまま施工を続ける。
      案(2)不足分をコンクリート厚を増して補強する。
      案(3)割栗石から鉄筋まで施工をやり直す。

ハウスメーカーの監督さんの話では、検査センターの検査官は「地盤も良く締め固めもしっかりしているので、性能表示で提出さてた図面と現地が合わないので変更図面を出せば良い」との事だった。後は施主さんの意向次第とのこと、近日中に対応の話合いを予定しています。

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<はじめに: この回答はご相談のあった2001年9月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております、ご了承ください。
 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>




> ○構造上の影響はでるものか。(弱点にならないか心配)

構造上の影響はないものとしてよろしいと思います。

ただし、割栗厚さよりもスラブのコンクリート厚さの方が重要。
つまり、スラブの中に入る鉄筋の位置がスラブ底面から
少なくとも6cm以上上方に離れていなければ問題。

割栗に関心があるようですがプロからすれば
この「6cm」以上の確認が重要なのです。

> ○公庫の基準と照らして、図面と違うため融資が受けられなくならないか心配。

この件では心配はありません。融資は受けられます。

> ○対処法についてアドバイスを。
>  「対処案」案(1)構造上問題ないのでそのまま施工を続ける。
>       案(2)不足分をコンクリート厚を増して補強する。
>       案(3)割栗石から鉄筋まで施工をやり直す。

割栗に関しては無用と考えます。

> ハウスメーカーの監督さんの話では、検査センターの検査官は「地盤も良く締め固めもしっかりしているので、性能表示で提出さてた図面と現地が合わないので変更図面を出せば良い」との事だった。

設計図書の変更は必要です。

割栗を軽視するつもりはありませんが
基礎に関するチェックポイントは
もう少し違うところにあります。

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