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外壁材の選び方について
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2002/05/02#2 KN様(埼玉県越谷市)
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初めまして。翌年をめどに建て替えを検討しています。
今はまだ住宅展示場を巡り、それぞれのハウスメーカーに話を聞いている程度で細部についてまだ具体的には決めていないのですが、外壁材についてあれこれ見ているうちに悩んできてしまいました。

外観を落ち着いた感じのややクラシック調の洋風にしたいので1Fはタイルと決めています。当初は2F部分もタイルにしようと思ったのですがそれだと家が重くなりすぎると言われ、別素材を検討することになりました。

希望するタイルにはモルタルなどの塗装の方が似合う感じがします。が、モルタルは汚れやすいのが難点。サイジングは継ぎ目があるのが嫌なのとビニールクロスのような光沢に抵抗があります。

汚れても比較的メンテナンスが楽で落ち着いたタイルにもあうような素材はどのようなものがありますでしょうか?あちこちの展示場やお宅(外観)を見てもこれといったものが見つかりません。ご連絡お待ちしております。宜しくお願いします。

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<はじめに: この回答はご相談のあった2002年5月に
       すでにご相談者あて回答したものですが、
       当相談コーナーのシステム改善の都合上、
       再度編集して掲示しております、ご了承ください。
 尚、金額的な内容は時間変動しますので、新規にご相談下さいます様お願い致します。>




基本的には「汚れたら塗り替える」というのが塗装の良さです。

塗装は外壁の点検を兼ねることができるので
10年程度の周期で塗り替えます。

ところがタイルは汚れても「洗う」ぐらいしかできませんから
「古いタイル」はますます「古い」ままです。

汚れも目立ちにくい色柄のタイルを選べば
なおのことメンテナンスはしませんから
外壁がひび割れていてもそのままの状態で
20年間も放置することになります。

20年後に問題が発覚したときには
手遅れで「費用がかかる」ことになります。


建物を長持ちさせたいというご希望は誰しもの願いですが
選択を誤れば「お金がかかる」ことの裏返しに通じます。

「お手入れ」不要というのは逆に「お手入れは高額」ということなのです。


ということで
現在までに20年ほど経過したタイル張りの建物を再確認しましょう。

入居後5年や10年のことだけを考えるのではなく
20年、30年後のこの建物を想像して外壁を決められてはいかがですか?


もっとも簡単な決め方は
20年前、30年前に建った住宅を見て
「このような建物になってくれたら・・・」という過去からの住宅を元に
現在の建材を選ぶことがもっとも賢い外壁選択だろうと思います。

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