現場NOW!

【神奈川県川崎市】この「高さ5.5m段上の家」は地下2階、地上2階の4層構造の家です。あるご事情により工事ストップしてしまった現場を工事途中から引き継ぐことになりました。工事ストップした状態が隣家から横に1m足らずの位置を深さ約3mにて大きく掘削したまま放置されていることもあり、大雨やら地震やらによる災害がニュースで届く毎日に、お客様は休まるところを知りませんでしたので、他社の工事ながら工法のご説明をしてご安心していただいた上で、今後の処方を検討しました。工事上の難易度はさして難しいものではなかったので受託しましたが、設計者始め従前の工事会社とは連絡が付かず、確認申請書なども無い中からの工事再スタートとなりました。川崎市ならびに建築確認機関とも連携を取り合って書類を整え、地下室専門工事会社と地上建物の工事会社に依頼して設計通りの工事内容にしていきます。それは意匠設計や構造設計などの設計変更をすると時間と費用が掛かるため得策ではないと考えたからです。規模的にはさほど大きい事案ではありませんでしたが、お客様はすでに契約金の一部を従前の工事会社に支払ってしまっており、予算的にも厳しい状況を考えれば、何をどのようにすべきかは自ずとわかります。設計者は誰であれ、工事会社を手当てして、設計図に基づいて建物を完成させることは、工事監理者として腕の鳴るところです。

2015年 11月18日

地階壁・スラブ型枠バラシ

【地階壁・スラブ型枠バラシ】=分離発注工事・・・地階壁、1階スラブの型枠を解体しました。

地階壁面です。とてもきれいに仕上がっています。

1階スラブ部分です。木造基礎となる部分の確認も行いました。

地階内部の様子です。型枠が外され、壁面が見えました。スラブ部分は、まだ存置期間が残っている為、支保工(パイプサポーター)をしておきます。