地下音響室 = ライブなコンクリート打ち放し仕上げに吸音素材やパネルで自分流の音を作る!
地下音響室 = 完成お引渡し時点でのコンクリート打ち放し地下室
外観 = 太陽光発電パネル3kwも載せ、大型バルコニーの下を開放型ガレージに
1階ダイニング・キッチン = 可動間仕切りで部屋を分けることができる。床暖房設置
1階リビング・ダイニング = 可動間仕切りで部屋を分けることができる。床暖房設置
1階・キッチン = ダブルI型キッチンで食器類収納もバッチリ。手前はカメラ位置は食品庫
2階・寝室 = 天竜杉のタテ羽目板をご希望。フラット天井の上階は全面小屋裏収納
2階・個室 = フラット天井の上階は全面小屋裏収納
2階・個室 = 勾配天井で空間に変化を
2階・廊下 = 朝は共有の洗面コーナーから
1階・家族4人のシューズクローク = 外出着もここで着替える
1階・玄関ホール = 右手はシューズクローク
地下・書斎コーナー = 音響室の入口の一角に3畳ほどの書斎コーナーを
敷地は約140uで南&西道路(幅員4m未満、接道間口約12m、約9m)に面しており、お客様が約15年前に中古購入した建物を建替えました。
例によって、敷地は第一種低層住居専用地域で建蔽率40%・容積率80%、北側第一種高度斜線などの法的制限の地域内にある敷地ですが、幸いにして角地でしたので建蔽率は50%まで広げることができました。
この建替え計画の2年ほど前に、お住まいの駐車場(空地)にオーディオルームを増築できないかというご相談がありました。が、多面的な検討及ばず思うようにプランできないことが判明し中断していました。
お客様(ご主人)は子供の頃からオーディオに関心を寄せられクラシック(オーケストラ)音楽の鑑賞を趣味とされており、オーディオ機器についてもご自慢の機器をお持ちでした。中古物件購入後も沸々と思いが高まる中、既存建物との関係を模索されてましたがなかなか思うようにいかず、建替えに踏み切ると同時に地下室にオーディオルームを作る決意は絶対的なご希望へ変わって行きました。
ご家族はご夫婦と2人の高校生ですが、それぞれに夢をお持ちで、これらのご希望をひとつひとつ実現していくことになりました。
ご主人のご希望は前出の通りですが、オーディオルームの大きさ(広さ)を決めるに際しては12畳程度のご希望でしたが、私のこれまでの経験では12畳では狭く、圧迫感を感じることから当初予算は崩さずに工法や工程を見直し最大に広げる工夫をしました。
結果、約18畳の地下音響室のほか約5畳の階段室・地下書斎コーナーを実現しています。
また、他のご希望としては、エルグランドのためのカーポート(屋根付)の設置。
3KW程度のソーラー発電を装備する。
主寝室は4.5畳の和室が欲しいなどでした。
一方、奥様のご希望は仕事の疲れを癒すためのご自身だけの部屋が欲しいこと。
隣接して大型の共用収納が欲しいとのことでした。
お子様お二人の個室はそれぞれの個性を重視して部屋の形状に変化を持たせています。
特に南面できなかった個室にはトップライトを設けて部屋の明るさを確保し、2階ホールや大型収納にもトップライトをそれぞれ取付けて採光を確保しています。
また、カーポートの屋根を大型ルーフバルコニー(約10畳)とし、さらにこのルーフバルコニーを覆う大型庇に太陽光ソーラーパネルを載せて発電量を確保しています。
屋根形状は高度斜線制限に従った結果片流れとし、2階各室の上部に大型の小屋裏収納を設置して共用雑貨類の収納量を確保しています。
外壁は二重通気層を設け、ラスモルタルノンクラック工法の上ジョリコートとしています。
また、各居室の仕上げは壁・天井ともにビニルクロス、床材は無垢ナラフローリングですが、奥様の個室は無垢杉化粧下見板タテ張り・ウレタンクリア塗装としています。