現場NOW!

【神奈川県川崎市】この建物は駅からほんの数分の距離にある商店街の一画に位置する土地(約106平米ほど)にオーナーの企画・プランを現実化したテナント決定済の事業用建物である。 1〜2階を福祉系のスペースとし、3〜4階を事務所系の機能としており、3階への直通階段の下に2階への内部階段をプランして1、2階の専有・独立性を確保した。形式的には2層1テナントというメゾネット形式を採用した空間構成で、3、4階も将来的には一体化できる工夫をしている。4階は天井高さを4.15mという高天井としたのが特徴ながら、外壁ALCパネルの力学的応力検討を踏まえパネル受け構造柱の乱立による壁厚の肥大化(厚くなること)を避けた工夫をした。 構造は鉄骨造4階建、各階約80平米で屋上(5階・塔屋階)付とし、屋上では家庭菜園ができるように土を入れる設計である。 面積的にはコンパクトなプランとなるのでエレベータ―は設置せず、床面積拡大性や経済性や運用性を優先したが機能性は必要十分としつつ、延床面積が300平米を超えないように工夫している。

2016年 10月15日

墨出し

【墨出し】=・・・建物の柱の中心線となる位置を確認しました。

敷地のどこに建物が出来るのか、を確認します。

内法寸法や壁の位置、壁の長さ等の寸法が設計図と同じであるか確認を行いました。